No.
10 |
展示物の名称
エレガントなマンホールの蓋 |
出展者
菊村 多佳子 |
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■これ、なんだと思いますか。え、額縁に納まった版画? それとも切り絵? 違うんです。これは私の住む町のマンホールの蓋なんです。綺麗でしょう。でも、こんなもの自慢していいんですか? いいんですよね。
旧東海道の宿場町、三重県亀山と言っても分からない方には、お仏壇に付き物の亀山ローソクの町、と言えば分かって頂けるでしょうか。広重の東海道五十三次にも描かれた、とにかく、静かで落ち着いた歴史の町なんです。そんな町を見下ろす亀山城址には、いまも石垣と多聞櫓が残っており、それをレリーフにしたのがこのマンホールの蓋。青い空に浮かぶ白い雲、緑の木々に囲まれた高い石垣と美しい櫓…。こんな素敵なレリーフを、日々踏んづけて歩いて良いのでしょうか。タイヤで踏みにじって構わないのでしょうか。私はそうしていますが…。
まあ、それは仕方がないとして、踏まれても犬にオシッコを掛けられても気品を失わないこの蓋は、やはり町のエレガントさを象徴する自慢の一品だと思います。え、ダサイですって? いいえ、私はこれが気に入っています。
菊村さん、私もこれが気に入りました。色と言い絵柄と言い、マンホールにはもったいないエレガントな蓋じゃありませんか。これに絵の具を塗ってぺたりと押せば、来年の年賀状に使えそうですね。え、大き過ぎる? そ、そうかなあ。 |
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