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■福島県在住の円谷久仁子です。捨てるに捨てられない、奇妙な牛の首について紹介させて頂きます。
20年程前、大手商事会社に勤めていた父は、インドネシアのジャカルタ支店に6年間駐在しておりました。ある日、セレベス島のウジョンパンダという処に仕事に行き、都会から少し離れた稲作農村で、とても懐かしい風景に出会ったというのです。それは、農家のほとんどが高床式の住居になっていたことでした。カラフルに塗り上げられてはいたものの、日本史の教科書に出てくる、まさにあの古代の住居のようだったそうです。しばらく呆然とし、夢の中にいるような錯覚におちいったという父。そのとき、「俺の祖先は、ここから黒潮にのって日本に来た!」、そう直感したというのです。そして、多くの家の屋根の破風部分には、木彫りの牛の首が飾ってあったそうです。感心して見ていると、現地の友人がおみやげにとくれたのが、このミニチュアの牛の首。本物の約1/4少々の大きさだとの事です。
父は退職後もう一度現地を訪れ、しばらく暮らしながら、日本とのつながりについて自分なりに調べてみたいといっていましたが、果たせないまま他界しました。
父が大事にしていた品物ですので、むげに処分するわけにもいかず、少々困惑気味です。一体これはどのような役割の品物なんでしょうか?昔、馬に乗って北方民族が日本にやって来たと言われています。稲作技術をもった南方民族が、牛を連れて日本にやって来た。私の父はそう直感したんでしょうか?
・全高:約30センチ
・全長:約18センチ
うーむ、不思議な一品ですね。お父上に代わって、現地で調べてみては如何でしょう。ところで、福島県の民芸品「赤べこ」とは、関係ないんですかね。
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