No.
34
展示物の名称
川と川が交差したら?
出展者
玉川姉妹



写真-1:交差した場所

写真-2:玉川上水の上流側

写真-3:川の下から

写真-4:玉川上水の小平付近

車を運転していて信号のある交差点にさしかかれば、赤、青の指示に従って止まったり、直進したりしますよね。それでは、Aという川とBという川が直角に交差したらどうなるんでしょうか? 水は低い方に流れていきますので、交差したらどちらかの川に吸収されてしまいますよね。
 
 東京に玉川上水という、江戸に暮らす人々の飲料水を供給するために、多摩川の水を江戸に引込む上水路が造られました。羽村から四谷大木戸までの約43キロメートルの水路を、承応3年(1654年)、玉川兄弟が幕府の命により開削しました。43キロメートルをわずか8カ月間で完成させたという、驚異的なスピードでした。
 誤解のないように、申し上げておきますが玉川兄弟がたった二人で掘削して完成させたと思い込んでいる人がいますが、それは間違いですよ。これは、菊池寛が感動的に書き上げた「恩讐の彼方に」や、アレクサンドル・デュマ原作の「岩窟王」の話とは違います。

 さて、写真を見て下さい。
写真-1:玉川上水(写真上部)と手前の残堀川が直角に交差した場所です。なんと玉川上水は、消えてしまいました。
写真-2:玉川上水が下に沈み込んでいきます。残堀川の下をくぐって、一直線に流れているんです。
写真-3:再び、玉川上水が姿を現します。わかりにくくてすみません。
写真-4:これはおまけです。下流の小平付近には、江戸時代に掘削した自然の姿が今も残っています。

季節も良くなりました。桜の花の下、拝島から井の頭公園まで、この玉川上水の散策にお出かけ下さい。


♪ちょっと待って〜、プレイバック。これって、もしかして川の立体交差ってことですかあ? へえ、これは不思議、驚いた。えらいことを考えたもんですね。しかしまた、何でこんなことになったんでしょう。え、信号だと待たされるから? な〜るほどね。