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【香泉のイメージトレーニング】vol.29
(文:香泉 2003年4月7日)
シャラン シャラン シャラン
この世に生まれるずっと以前
私はとても小さな光の粒でした
あの頃の世界には境界線を持つ者など
一人もおりませんでしたから
誰もがどこへ行くにも自由自在
私もあちらこちらへと
四六時中動き回っていたものです
形の無い世界にあっては
特に不自由を感じることも無く
何かを欲しがるということも無く
自らの身軽さだけが全てでした
シャラ…ン シャラ…ン シャラ…ン
ところが、この世にやって来たときから
私は形を持つようになりました
様々な物を必要としたり欲しがったりし
雑多な物事に囲まれて暮らすようにもなりました
さて、私は少々不自由になり
以前ほど身軽でもなくなってしまったようです
シャラ…ン シャラ…ン
しかし、遠く空からこの地上を眺めてみれば
私達一人一人はやはりひと粒の光として
存在しているのかな … と
さながら家々に灯った明かりのように
暖かさを標しているのではないでしょうか
シャラン!シャラン!シャラン!
コノ世ニ 生マレル ズット以前カラ
私達ハ トテモ小サナ 光ノ粒デシタ…
(vol.29 おしまい)
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