◆強い日差しに、道路のアスファルトも溶け出しそう。碁盤目状にどこまでもまっすぐに伸びた、富田林の白い通りは、町歩きするには見通しが良くて便利だ。複雑な城下町などの道筋と違い、商人の町らしく合理的に出来ている。
豪勢な邸宅や蔵の多さに圧倒されながら、1時間以上も歩き続けて、すっかり汗をかいてしまった。板壁の木肌の色と櫺子格子、それらが織り成す光と影。どこを向いても美しい。富田林は、一向宗門徒のエネルギーが町造りという形で結晶化したような、ミラクル・タウンなのだ。
気分はひどく満足。予想以上の収穫と言っていい。さいわい、怖い河内のオッサンにも会わずにすんだし…。ここで見た景観の美しいイメージを壊さぬよう、以後しばらく、コテコテの関西系お笑いは避けることにするか。 |