No.2(2000年7月27日)
山口嘉民:文
●折にふれ、作者の近況や心境などをお知らせします。



紙粘土の忠太

もう14才の老犬だが、子犬の時の印象を思い出しながら、二歳とちょっとになったばかりの双子の娘達のために、紙粘土で二つ作った。ポインターの雑種。
忠太とは、風景を描きにいつも一緒に行く。
仕事が終わるまで、おとなしく待っている。
性格を良く知っているので、描いたり作ったり出来るけど、よその犬や猫を描いてくれといわれたら、きっと僕には難しいだろう。
紙粘土が乾いてからアクリル絵の具で着色した。

おおかつら

僕の村の、古い神社の奥の院には桂の古木があって、木の両側を沢が流れている。たぶん1000年以上、川の真ん中に流されないで立っている。
昔は、桂の木から水が湧いている、と村の人はいってたらしい。
5月、若葉のかたちは丸くてなんともかわいらしいが、幹は何本も身をよじるようにくっつきあって、たいへんな太さになる。そこから枝が四方八方に伸びる。
なんとか絵に描きたいと思って通うのだが、まだ取っ掛かりは全然見つかっていない。

ミュージックドラム

東中野に、元加藤登紀子さんのバックバンドだった、三戸部純一さんの店がある。ママはシャンソン歌手の樹ともえさん。
そこに10年ぐらい前から僕の抽象が2点、同じ壁にずっと鎮座している。山梨に帰ったばかりのころ描いたもので、自分でも結構、気に入っている。ジャズ演奏には、具象はあまり似つかわしくないだろうし。
マスターはとても絵が好きで、若い頃かなり描いたとの事。お近くの方はぜひ、行ってみてほしいです。




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