その10.冬の日の想い出、それは石炭ストーブ(2000.1.26)

今日は石炭ストーブについて話すのじゃが、英語「Stove」は我が国では明治維新のころに、通称「ヘヤヌクメ」などと呼ばれていた、という記録がある。「ヘヤヌクメ」とはまた、英語風の日本語でうまい表現じゃありませんか。
その後、大正の中頃に、石炭を燃やすドイツ製のユンケルストーブが輸入され、一般に普及したんじゃね(これは、ワシが二日酔いの時に飲む、タモリでおなじみのドリンクと同じ名前だが)。そして、世界に例を見ない日本独特の、ルンペンストーブなども作られるようになった。
だいたいルンペンとは何語かと問われれば、ドイツ語「Lumpen」が語源らしいのだが、浮浪者のことを日本ではルンペンと言っていた。しかしドイツ人曰く、「Lumpen」に浮浪者などという意味はない、と怒っているんだな。これ実は、ぼろ切れという意味がある。きっとボロ着をつけた浮浪者をルンペンと呼んだ、日本人得意の和製ドイツ語だな。
このルンペンストーブのすごいところは、小型・軽量・安価で、石炭以外のものでも燃やせるというところ。優れものじゃね。今でこそ、冬の暖房はルームエアコンが主流になってしまい、石炭ストーブなどはすっかり姿を消してしまったが、エッヘン、その故事来歴はやっぱりワシなどのお節介者が語り続けなくてはいけないな。そう考えて今日も、ユンケル皇帝液飲んでがんばってるわけよ、ゴックン。トホホ・・・・。