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その25.ひと汗かいて暑さすっきり(2000.7.25)
いや暑い、言いたかないけど暑いね。沖縄サミットも無事終わって、いよいよ本格的な夏がやって来た感じじゃが、まさに猛暑の毎日が続いてるな。わしも沖縄のゴーヤチャンプルーが食いたくなったよ。冷たいビールをグイッとやりながらね。
こう暑いときは、クーラーの効いた館長室で昼寝するのが一番じゃが、たまに思いっきり汗をかくのも良いかも知れんなあ。毛皮のコートを着てストーブにあたるとか、檄辛のカレーを食べながら熱い鍋焼きうどんをすするとか。なに、考えるだけで汗が出そう? それじゃよ、それ。ひと汗かけば体はすっきり。ただし、後で水分の補給を忘れずにな。
だいたい、人間は一日あたり2.5リットル程度の水分を、体に入れたり出したりしてるんじゃ。わしの大好きな日本酒の一升瓶が1.8リットルだから、結構な量じゃよこれは。知らないうちにわしらは一升瓶1本半の水分を、飲んだり食べたりして取ってるんだね。もっとも、体重が変わらないと言うことは、同じ量の水分を体から排出してると言うこと。驚く無かれ、2.5リットルのうち約1リットルが、汗や呼吸によって蒸発する水分なんじゃ。すごいね。
人体はふつう60%が水で出来ておる。まあ、歩く水袋と言ったところじゃね。このうち約20%を失うと、人間は死んでしまうらしい。もっとも、水分の量は人によって差がある。成人の男の場合は60%じゃが、女だと50%、高齢者になれば少なくなるんじゃと。トホホ、わしはミイラかい。これが新生児では、な、なんと80%が水分というから羨ましいね。どうりで、しょっちゅうよだれを垂らしているわけだ。まあ、幼児は体重あたりでの水分の出し入れが多いから、脱水症状を起こしやすい。お母さん、くれぐれも炎天下の車の中に子供を置いたまま、パチンコなどしないように。
わしらが若い頃は、暑い日に運動なんかをしても、水を飲むなと叱られたもんじゃ。水を飲むとガクッと疲れるから、と言うのがその理由だった。もちろんこれは、精神論から来る誤った常識だったんじゃな。長い時間スポーツをした後は、汗とミネラルが出てときには脱水症状を起こすこともある。近頃はトラブル回避のため、早めの水分補給が常識となっているね。マラソン選手やサッカーのJリーガーなどは、試合中もまめに水を飲んでおる。これ、吸収を早めるために体液と浸透圧が等しくなるよう、アルカリ性イオンが加えられた飲み物が多いようじゃよ。
水は人間にとって、栄養素の吸収や不要なものの排泄、また細胞内のさまざまな反応や体温調節など、なくてはならない役割を果たしている。まさに命のダシ・・・じゃなかった、命の水だ。汗を多くかく夏は、特に水分補給に気を付けたいもんじゃね。わしが、日々ビールや日本酒、焼酎にウィスキーなどを愛するのも、ひとえに水分補給のため・・・。え、じゃあ水でもいいだろうって? しかしねえ、水で塩辛をつまんでも美味くはないよ。
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