尾花金兵衛作鉄瓶(寛永)
寸 法 直径320ミリ、高さ(全体)430ミリ
所 在 宮城県白石市・渡辺家資料館
特 徴 尾花金兵衛の銘の入ったこの鉄瓶は、渡辺家のコレクションの中でも、最も古い時代のものの一つで、寛永期に製作されたことが分かっている。金兵衛は、南部藩(現岩手県)により京都から招かれた釜師の一人で、出自は出雲の人と伝えられる。いまでは全国的に有名な南部鉄器だが、草創期の職人たちの苦労は想像に難くない。
どっしりと安定感のあるデザイン、優美な
曲線。ほれぼれするような錆の色と光沢の渋さが、名品の証である。