久次郎作南部鉄瓶(明暦)

寸 法 直径235ミリ、高さ(全体)370ミリ
所 在 宮城県白石市・渡辺家資料館
特 徴 江戸で大火のあった明暦3年に、この鉄瓶を入手したことが、渡辺家の資料には残っている。が、作者の久次郎については、どこにも記録がない。おそらく、京都からきた釜師の一人だったのだろう。だが、その腕前は非凡としか言いようがないのだ。
一見すると、変哲もないただの寸胴のボディ。しかし、よく見るとうっすらと木の葉模様の刻まれた繊細な細工が、そこに施されている。無粋に見せて実は粋、というのがこの職人の真骨頂なのかも知れない。