[前列・左端のコート姿が佐藤松市] |

若い頃の佐藤松市は、意外にお洒落だったことで知られています。妻ナオと結婚した当時も、食うや食わずだったにも拘わらず着る物などには気を遣い、いつもこざっぱりした洋装をしていたそうです。中でもお気に入りはイギリス仕立てのコートで、20歳の誕生日の折り、お祝いにと友人の古着屋が格安で提供してくれた物だったとか。
写真は明治30年(1897)の1月に撮ったもの。場所は浅草寺近くの写真館と言われています。友人4人と連れ立って正月の参拝に浅草寺を訪れ、その帰途、記念に撮影したものとのこと。他の友人達が和装なのに比べ、松市のみはひとり、洋装に自慢のコート姿で収まっています。
ダンディで、ストーブのデザインなどにも拘りを見せた創業者・佐藤松市の、若き日の一面を見るような貴重な一枚です。 |
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